日本酒の蔵元と食べ歩きツアー
山陰地方(島根県と鳥取県)の中心に位置するこの地域は、日本古来の歴史、文化、自然の魅力が詰まっています。
ここには1500年以上の歴史を持つ出雲大社、国宝に指定された松江城、世界中で人気を博している抹茶、そして美しく繊細な和菓子があります。さらに、宍道湖、中海、日本海といった美しい自然の風景、新鮮な食材、温泉も楽しめます。日本の真髄を語るなら、山陰まんなかを訪れる理由が数多くあります。
島根県は日本酒発祥の地と言われ、鳥取県も古くから日本酒造りが盛んな地域です。また、この地には日本酒ファンも多く住んでいます。この物語では、地酒を通して、日本酒専用の幻の米や大切に守られた水について知ることができます。

1日目: 境港の水木しげるロードにある千代むすび酒造で醸造所ツアーに参加してみてください。ツアーでは酒造りの工程を見学でき、最後に日本酒の試飲も楽しめます。 店長は「島根・鳥取の水はとにかく素晴らしい。旨みがしっかり出る。それが日本酒の辛口化の要因でもあるんです」と日本酒愛をこめて語ります。
ツアー終了後は、1~2種類の日本酒を試飲できます。濃厚な味わいと優しい香りが特徴の「強力」は、鳥取県でしか栽培できないお米で、鳥取に来たらぜひ試していただきたいお酒です。
※ツアーは参加前日までに予約が必要ですが、ツアー料金は無料です。

美味しいお酒には美味しい料理がつきもの。日本料理「こころ」では、食の都・大阪出身のシェフが腕を振るう新鮮な魚介類を味わえます。「新鮮なお刺身は塩が合うんです(お刺身は醤油で食べるのが一般的ですが)」とシェフが語るように、魚本来の旨味を引き立てる味付けは、この店ならでは。

米子市の隣町、安来市は鉄のまち。安来鋼はたたら製鉄の技術を受け継いだ特産品で、日本全国の刀匠に支持される高級特殊鋼です。和鋼博物館では安来鋼の製造工程や道具が展示されており、ミュージアムショップでは素敵な和包丁も購入できます。

2日目: 松江で一泊した後は、松江城の近くにある李白酒造へ向かいます。蔵見学はありませんが、約10種類の日本酒の試飲ができます。この蔵の代表的な日本酒は「李白」。軽くてすっきりとした味わいですが、香りも豊かで食前酒にぴったりです。

ローカル線の一畑電車に乗って雲州平田駅まで行きます。日本酒の蔵元「酒持田」では、丹精込めて日本酒を造っています。蔵見学料は、試飲付きで1人1000円です。
※ツアーは2日前までに必ずご予約ください。

3日目: 出雲で一泊した後は、出雲大社の朝の参拝ツアーに参加して ください。朝7:30からガイド付きで参拝できます。境内は朝からとても静かで清々しいです。オプションで朝食も選べます。
