米子城
鳥取県米子市
築城年: 1467年以降
築城主:山名宗之
備考:1602年頃、中村一忠によって完成
米子城は、中海に面した標高90メートルの湊山に築かれた城。本丸からは日本海、中海、大山など海と山が一望できます。敷地内には、全国的にも珍しい登り石垣などの防御施設が随所に残されています。
最適な観光ルート
現在駐車場となっている三の丸の米蔵の跡地から、二の丸へ進みます。二の丸は高い石垣で囲まれており、枡形虎口と呼ばれる四角形のエリアを通過しなければなりません。この場所は敵の侵入を阻止するための死角です。
四重櫓台(小天守)を見上げる高い石垣を回り、かつては鉄板が打たれた門があった「鉄門跡」を過ぎると本丸に到着します。築城当時は天守と四重櫓が建てられていました。
ハイライト
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・四重櫓台
かつて四重櫓が建っていた石垣。築城当時は野面積み(自然石を積み上げる)で築かれていたが、江戸時代末期に石を切り出して整形して築かれた。
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・バーチャルリアリティ体験
現在は存在しない天守や四重櫓、鉄門などを3D映像で再現(アプリのダウンロードが必要)。
城下町
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・しゃちほこ
江戸時代末期に四重櫓が改修された際、改修費用を負担した鹿島氏が四重櫓にあったしゃちほこを譲り受けました。「鹿島茶舗」の中庭にあり、しゃちほこの高さは92センチ。
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・寺町通り
宗派も建築様式も異なる9つの寺院が立ち並び、周囲は狭い路地が入り組んでいます。
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・町家(伝統的な木造建築)
居間に吹き抜け天井になっている商家(町屋)。間口が狭く奥行きが長い敷地に、母屋、中庭、離れ、蔵が並びます。
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・加茂川遊覧船
かつて米子城の外堀だった加茂川を下り、中海まで往復する約50分のクルーズ。1,500円(要予約)
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・米子まちなか観光案内所(観光ガイド)
観光ガイドツアーの予約のほか、観光案内や土産物の販売も行っています。