古代日本の王の謎に迫る
山陰地方(島根県と鳥取県)の中心に位置するこの地域は、日本古来の歴史、文化、自然の魅力が詰まっています。
ここには1500年以上の歴史を持つ出雲大社、国宝に指定された松江城、世界中で人気を博している抹茶、そして美しく繊細な和菓子があります。さらに、宍道湖、中海、日本海といった美しい自然の風景、新鮮な食材、温泉も楽しめます。日本の真髄を語るなら、山陰まんなかを訪れる理由が数多くあります。
山陰まんなかは神秘的なエリアです。古くから多くの神話が語り継がれ、古代にこの地域を治めていた豪族の墓や遺跡が点在しています。長い歴史を持つ寺社とともに訪れると、日本の神秘を感じることができるでしょう。
1日目: 大山の麓にある弥生時代の遺跡妻木晩田遺跡へ向かいます。米子空港から車で行くことができます。米子市に位置し、弥生遺跡としては日本最大級の規模を誇り、面積は170ヘクタールです。遺跡からは900基以上の建物跡が発掘され、高床式の倉庫や竪穴住居などが復元されています。半日かけて見学すると良いでしょう。
2日目: 米子市の隣、安来市にある清水寺へ。1400年以上の歴史を持つ古刹です。最上階まで登れる三重塔や仏像が展示されている宝物殿は必見です。敷地内には宿泊施設もあり、豆腐をメインとした精進料理を味わうこともできます。
ここでは女性に人気の神社をご紹介します。八重垣神社は縁結びの神様として有名で、奥の池のほとりにある占いも大人気。豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」のシェフが監修した「ル・レストラン ハラ・オ・ナチュレール」は、ランチタイムに気軽にフランス料理を楽しめるおすすめレストランです。
午後、荒神谷遺跡へ向かいます。出雲市にあるこの遺跡は、日本の考古学史上大きな発見が起きた場所であり、2000年前の銅剣358本を含む青銅器が多数出土しています。これらは国宝に指定され、島根県立古代出雲歴史博物館に展示されています。
宿泊施設については、湯の川温泉にある旅館「湯宿草庵」は、最高の選択肢の一つです。長い歴史を持つ伝統的な日本風の建物で、リラックスして穏やかに過ごすことができます。
3日目: 湯の川温泉から車で15分ほどのところにある出雲弥生の森博物館へ。古墳のジオラマや棺に入っていたガラス製品などが展示されています。
最後に、近くの島根県立古代出雲歴史博物館 、出雲大社へ向かいます。前日に訪れた荒神谷遺跡の青銅器が並ぶ光景は、その豊富さに驚かされます。